OSKは12月17日、新たにゼンリン住宅地図ネット配信サービスに対応した法人向け情報共有型地図システム「GISpool Rel.2(ジーアイスプール リリース2)」の販売を開始すると発表した。

GISpool 住宅地図配信サービスの地図情報

本システムは、専門的な知識がなくてもインターネットを通じて利用する最新の地図と、顧客情報・物件情報などのデータ(CSV形式)を連携させ、業務に活用することができるアプリケーション。GIS(Geographic Information System)特有の導入や操作の難しさを排除し、導入したその日から直感的に使える快適インタフェースを実現している。

地図上にアイコンや項目情報を表示することができ、右クリックによる詳細情報の参照も可能。顧客・物件の分布状況を可視化することができ、取り込んだデータを保存することで情報共有も可能な地図システムとなっている。

今回発売する新バージョンは、今までの上位図に加え、ゼンリンの住宅地図情報を閲覧・利用できるサービス提供が可能となっている。ゼンリン住宅地図の詳細情報である住所・番地・居住者名称(表札名称)をデータベース化、バス停・信号機・交差点名・一方通行などの道路交通情報も表示、地図情報は個々の建物名称・居住者名や番地が地図上に詳しく表示され、アパートやマンションの入居者名やビルのテナント名の一覧も閲覧可能となっている。これまでの上位図と同様、ベクター形式のデータを利用しているため、地図のスクロールやズームも高速で表示する。

地図データは定期的に更新されるため、ユーザーは地図データのメンテナンスを意識せず、いつでも最新の地図情報の利用ができる。

サービスの価格は、「GISpool」本体が35万円から。初期設定手数料が10万円、住宅地図配信サービス年間利用料はご利用する市区町村データごとに算出される。