ヤマハとヤマハ発動機は14日、両社が本年より開催しているグラフィック・コンテスト「Graphic Grand Prix by Yamaha」の最終審査および表彰式を都内にて行い、初代グランプリと特別賞2作品を発表した。
「Graphic Grand Prix by Yamaha」は、"感動"をキーワードとした企業理念を持つ両社が「今の時代の感動」を表現するグラフィック作品を募集するために、今回初めて開催したグラフィック・コンテスト。「存在。」をテーマに、2次元(平面)の静止したアートワークをジャンル不問で広く募集しており、約3カ月の応募期間で全1,585もの応募作品が集まっていた。
当日は審査委員長であるアーティストの日比野克彦氏と両社の社長およびデザイナーらが登場し、全応募作品の中から一次および二次審査を通過した7作品を審査。その結果、初代グランプリには楠陽子さんの作品『触覚の視覚化』が選ばれた。同作は「触覚をヴィジュアルとして表現」した作品とのことで、視覚的なアプローチがあるなかで、あえて触覚を選んだ点が高く評価されたという。
このほか、審査委員長が注目した作品には「日比野克彦賞」、事前の公開審査においてFacebookやTwitterなどソーシャルメディアでの反響が最も大きかった作品には「オーディエンス賞」が各1名に贈られた。日比野克彦賞を受賞したのは森未央子さんの作品『フランジ』、オーディエンス賞は松田雅史さんの『9,332km遠くの人 15.09.2012~15.08.2012""』となっている。
なおグランプリには、両社のデザイナーが共同で制作したというオリジナルデザインのトロフィーに加え、賞状と賞金125万円が授与されたという。