パナソニック、災害現場で使える可搬型TV会議システムを発売

パナソニックシステムソリューションズジャパンは12月14日、パナソニックシステムネットワークスのフルHD対応TV会議システム「HD映像コミュニケーションユニット」(以下HDコム)をハードケースに収納し、屋外に持ち出すことができる「可搬型コミュニケーションパッケージシステム」の販売を開始した。価格はオープンで、4年間で400セットの販売を目指すとしている。

HDコムはHDカメラやHDモニター、同軸LANコンバーター、バッテリー電源などを搭載し、LAN接続や同軸ケーブル通信によってTV会議が行える。停電に備えてAC電源だけでなくバッテリー電源が用意されているほか、防水性・防塵性に優れたハードケース(IP66相当)が採用されているなど、災害現場や工事現場などでも利用可能な設計になっている。

複雑なルーター設定なしで通信環境を構築できるHDコム専用接続サービス「つながるねっと」の利用や、IP-VPN経由でのインターネット接続も可能。また、新しいファームウェア(バージョン3.0)では、追加機能としてWi-FiやWiMAXによる通信も利用できるという。