マカフィーは12月13日、年末年始に向けて消費者に注意を喚起する目的で、危険性の高いオンライン詐欺手法をまとめた「2012年、12のオンライン詐欺」を発表した。
今回同社が取り上げたオンライン詐欺は、以下の12項目となっている。
ソーシャルメディア詐欺
FacebookやTwitterを悪用した詐欺手法。URLリンクを記載したメッセージを送って偽のWebサイトにユーザーを誘導し、クレジットカード番号や住所といった個人情報を要求するなどの手口がある。不正なモバイルアプリ
スマートフォンには便利なアプリがあるが、それらのなかには個人情報を盗み出したり、知人などに向けて勝手にメッセージを送信したりする不正なものも含まれている。旅行詐欺
偽の旅行代理店のWebページを用意して、金融機関の情報を盗む詐欺。奇麗な写真や旅行料金の安さを強調して利用者を騙す。ホリデーシーズンのスパム / フィッシング
年末年始には、特別な人へのプレゼント用として、安いロレックスの腕時計や医薬品を宣伝するメールが出回る可能性があるという。iPhone 5、iPad miniなど人気商品のギフト詐欺
ホリデーシーズンにはApple製品の人気を悪用した詐欺も増える。「iPad無料プレゼント」などと謳う偽のコンテンツやフィッシングメールによって、個人情報を提供させたり、不正なリンクをクリックさせたりする。Skypeメッセージの恐怖
Skypeを悪用した詐欺もある。警戒せずに利用していると、Skypeメッセージ詐欺によってウイルス感染などの被害を受ける可能性がある。偽のオンラインギフトカード
オンラインで偽のギフトカードを売って利益を得る詐欺師もいる。カード発行者以外の販売業者からギフトカードを購入する場合には注意が必要。ホリデースミッシング
「スミッシング(SMiSishing)」は、SMSテキストによるフィッシング詐欺。電子メールによるフィッシングと同様に、実在する企業を語って個人情報を提供させたり、不正なリンクをクリックさせたりしようとする。偽のネット通販業者
偽のネット通販サイトを作ってユーザーを誘い込み、クレジットカード番号などを入力させて個人情報を盗む詐欺も、年末年始には増える。お買い得商品を強調してユーザーを誘う場合が多い。チャリティフィッシング詐欺
チャリティを装う詐欺。寄付を求める迷惑メールを送りつけてくる。同社によると、「毎年ホリデーシーズンに現れる最も大きな詐欺」だという。危険な電子グリーティングカード
お礼状やクリスマスカードを手軽に送れる電子グリーティングカードを利用した詐欺にも注意。カードにスパイウェアやウイルスが仕込まれており、利用者がカードの文面を見ようとリンクをクリックした際にダウンロードされてしまう。偽の3行広告
3行広告サイトはクリスマスプレゼントやアルバイトを見つけるのに役立つが、必要のない個人情報を聞かれたり、送金サービス経由で送金を要求されたりする場合は、詐欺の可能性が高い。