米Ciscoは12月13日、1975年~1989年に生まれた世代「ジェネレーションY」の行動や価値観を考察したレポート「2012 Cisco Connected World Technology Report」を発表した。同レポートでは、18ヵ国のジェネレーションY1800人を対象にしたInsightExpress社の調査データをもとに、18~30歳の大学生と若手社員の生活スタイルが分析されている。

調査結果をまとめたインフォグラフィック

発表によると、世界のジェネレーションYの90%は、朝、学校や職場に向かう前に、スマートフォンで電子メールやソーシャルメディアをチェックするのが日課になっていると答えている。また、5人に1人は10分以下の頻度でスマートフォンによる電子メール、ソーシャルメディアのチェックを行っており、特に米国では5人に2人が10分以下の周期でチェックしているという。スマートフォンのチェック回数が多すぎて数えきれないと答えた人も29%いる。

インターネットを通じて他人とつながることに対する欲求は女性の方が強い傾向にあり、スマートフォンを使って電子メールやソーシャルメディアの更新をチェックせずにいられないことが多いと答えた割合は、男性で63%、女性では85%となっている。

ジェネレーションYはスマートフォンを生活のあらゆる場所で使っており、4人に3人がベッドで使用すると回答。バスルームで使うと答えた人の割合も3分の1を超えている。46%は食事中も電子メール、ソーシャルメディアをチェックすると答えており、約5人に1人は、運転中にメールを打った経験があると回答している。

ソーシャルメディアに関しては40%の人が、他人と直接会って交流する時間より、オンラインで交流する時間の方が長いと答えている。

ジェネレーションYの87%がFacebookアカウントを持っており、そのうち41%は1日1回以上更新し、毎日複数回更新する人も20%以上いる。また、Twitterアカウントを持っている人は56%で、1日1回以上Twitterに投稿を行う人の割合は21%だという。

オンライン ショッピングに関しては、ジェネレーションYの10人に9人が利用したことがあると回答。58%は、オンラインで購入する物品を選択する際にカスタマーレビューをよく利用すると答えている。