日本HPは12月13日、次世代IT環境に向けて、ストレージ基盤の新戦略「HP Converged Storage」を発表。あわせて、「HP Converged Storage」戦略の中核を担うプライマリーストレージ「HP 3PAR StoreServ」のミッドレンジ向け新製品「HP 3PAR StoreServ 7000」を発表した。
「HP Converged Storage」は、今後、エントリーからハイエンドまで単一アーキテクチャーによるストレージ基盤を実現するとともに、ブロック、ファイル、さらにはオブジェクトの共通データサービスを提供するもの。そして、この戦略の中核となるプライマリーストレージ「HP 3PAR」において、ハイエンド3PARと同じアークテクチャーで同等の機能を実現するミッドレンジ製品「HP 3PAR StoreServ 7000」を発表し、ラインナップを強化する。また、「HP 3PAR」製品に新ファミリー名「HP 3PAR StoreServ」を導入する。
「HP 3PAR StoreServ 7000」は、ハイエンドモデルの先進機能を継承しながら、ミッドレンジ向けにコストパフォーマンスを向上したモデルで、共通のOS「3PAR OS」を搭載し、ミッドレンジにおいても、ハイエンドと同等の高可用性・高信頼性を実現。自律管理機能によって管理工数を90%削減できるほか、Thinテクノロジーにより物理容量を50%削減することが可能。
また、マルチテナントに対応するセキュリティとリソースの管理を備えている。さらに、独自のフェデレーション機能により、3PARファミリー間での柔軟なリソース共有を実現している。
なお、「HP 3PAR StoreServ 7000」は、中堅・中小企業でも導入・運用しやすいよう、使いやすさと、コストパフォーマンスを追求。新たに提供する導入支援ツール「HP 3PAR Smart Start」では、ウィザード画面に従って設定するだけで、ストレージ初心者でも容易に導入することが可能。また、製品構成は非常にシンプルで、確実かつ迅速に構成を行うことができる。
価格は「HP 3PAR StoreServ 7200」が333万9,000円から、「HP 3PAR StoreServ 7400」が505万500円から。