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Linus Torvalds氏は12月11日(米国時間)、Linuxカーネルの最新版となる「Linux 3.7」を公開した。Linux 3.7では64ビット版ARMやARMマルチプラットフォームのサポート、Btrfsへの改善、SMB 2.0の実験的サポートなどが実施されている。
Linux 3.7の主なハイライトは次のとおり。
- ARMマルチプラットフォームのサポート
- 64ビット版ARMのサポート
- カーネルモジュールに署名を付けることが可能に
- Btrfsへのサポートを強化
- 「strace」の代替として「perf trace」ツールを導入
- TCP接続を高速化する"Fast Open"機能をサーバ側にも追加
- SMBv2を実験的にサポート
- 実験的サポートだったNFS 4.1に完全対応
- vxlanプロトコルをサポート
- IntelのSMAP(Supervisor Mode Access Prevention)をサポート
その他にもドライバやファイルシステム、暗号化及びセキュリティ、仮想化、ネットワーク周りなどにも様々な強化や改良が行われている。Linux 3.7に導入された各機能の詳細についてはリリースノートが参考になる。