マカフィーは12月12日、企業を対象としたスマートデバイスセキュリティ分野において、インヴェンティットと協業したことを発表した。この協業に伴い、マカフィーのAndroidOS搭載デバイス向けアンチウイルスソフト「McAfee VirusScan Mobile」が、インヴェンティットの企業向けスマートデバイス遠隔操作クラウドサービス「MobiConnect for Business」のオプションサービスに加わり、「MobiConnect for Business マカフィーアンチウイルス オプション」として提供開始されている。

企業におけるモバイルデバイスの活用は、生産性の向上やコスト削減といった面でメリットがあるが、マカフィーの調査によると、モバイルマルウェアは2012年度累計で2万件以上発見されており、2011年度と比較すると著しく増加している。

モバイルを狙うマルウェアが増加するなか、インヴェンティットは企業活動における安全なモバイルデバイスの活用をサポートするため、マカフィーとの協業を決めたという。

今回のオプションサービスにより、MobiConnectを使ってAndroidデバイスにVirusScan Mobileを一括配布し、遠隔管理することが可能になる。企業のセキュリティ管理者は、社員が業務で使用するデバイスに対して、ウイルススキャンやウイルス駆除、パターンファイルの更新などを、MobiConnectの管理画面から強制的に実施できるようになるという。