日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月12日、サービスシミュレーションツール「HP Service Virtualization 2.3」の日本語版を発表した。
同ツールは、Webアプリケーション開発のテスト工程において、サービスコンポーネントのシミュレーションを実行できるツールで、サービスコンポーネントのシミュレーションツールを作成・編集する「Service Virtualization Designer」と、作成したシミュレーションツールをサーバーにデプロイする「Service Virtualization Server」の2製品で構成される。
SOAP、REST、JMSなどのWebサービステクノロジーをサポートしており、テスト用のデータ設定を行うパラメータファイルとしてExcelファイルが利用できるほか、実際のサービスで利用されているトラフィックをキャプチャーする機能を搭載している。
同ツールは、性能テストツール「HP LoadRunner」とも連携することができ、「HP LoadRunner」の管理画面から、負荷テスト時におけるシミュレーションツールのログや応答時間を確認することが可能。これにより、課金対象などの制約があるサービスコンポーネントについても負荷テストを行うことが可能となり、性能ボトルネックの原因がアプリケーションなのか、サービスコンポーネントなのかを切り分けることができる。
価格は、「Service Virtualization Designer Seat User」が167万8950円、「Service Virtualization Server Instance」が5040万円となっている。
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