福岡工業大学(福岡工大)は12月11日、同大が開発した小型人工衛星「FITSAT-1」の開発グループがLED光によるモールス信号で宇宙から地上にメッセージを送る実験を実施し、信号の発信とその観測として、「Hi this is Niwaka JAPAN」と夜空にメッセージを描いたことを観測したことを発表した。
同実験の観測活動には倉敷科学センターが協力しており、「FITSAT-1」がほぼ計算と同じ経路をLED光のモールス信号を発信しながら移動していく様子の、双眼鏡による観測とカメラによる撮影に成功したという。
なお、この双眼鏡による観測では緑色の点滅がはっきりと観測でき、モールス符号独特の不規則な「短点」「長点」の違いも確認できたとしている。