博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は12月10日、全国の高校生を対象にスマートフォンの使用やメディア接触の状況を調べた調査結果を発表した。
発表によると、高校生のスマートフォン所有率は53.6%で、フィーチャーフォンの所有率を上回っている。スマートフォンの購入時期については2012年が半数以上を占めており、スマートフォンの急速な普及ぶりがうかがえる。
スマートフォンユーザーの高校生がインストールしているアプリ数は平均29個という結果で、このうち、利用しているアプリは半数以下の11個。利用アプリの大半は無料のもので、有料アプリは平均1個となっている。また、スマートフォンを所有する高校生の53.8%が「スマートフォンを一日中さわっている」と回答している。
ソーシャルメディアの利用については、フィーチャーフォン / スマートフォンを所有する高校生の55.3%が、「人間関係が充実した」と感じており、特に、スマートフォンを使う高校生はその傾向が強い。いっぽうで「人間関係がわずらわしいと感じることがある」と回答した高校生も39.4%いる。
携帯電話の1ヵ月あたりの利用料金を尋ねた質問では、スマートフォンを使う高校生が平均7000円、フィーチャーフォンを使う高校生が平均5000円となっている。
主要6メディア(テレビ / ラジオ / 新聞 / 雑誌 / PCネット/携帯電話ネット)の1日あたりの接触時間は、約400分という結果。フィーチャーフォンユーザーの高校生よりもスマートフォンユーザーの高校生の方が「携帯電話ネット」の接触時間が長く、男子よりも女子の方が長くなっている。