ACCESSは12月11日、EPUB対応の電子書籍コンテンツ(ノベルおよびコミック)の制作を容易にする「EPUB制作支援ソリューション」の提供を開始すると発表した。

出版社やコンテンツ制作会社は変換元のマスタファイルを管理し、「EPUBコンバータ」のパラメータを設定するだけで、EPUBファイルを簡単に出力することができるという。

本ソリューション使用により「HTMLタグをベースとした記述言語で制作された活字コンテンツをEPUB仕様に変換」、「JPEG等で制作されたコミック画像コンテンツをEPUB固定レイアウト形式に変換」、「将来的なEPUB仕様の拡張を考慮し、バージョン(仕様)の異なるEPUBコンテンツ間の変換に対応し、コンテンツの再利用性を確保」を実現する。

また、制作支援ツールとして、「EPUBコンバータ」およびEPUBコンテンツを確認するためのビューワ「NetFront BookReader EPUB Edition(Android版)」、「EPUB電子書籍制作サポートサービス(オプション)」も用意。

「NetFront BookReader EPUB Edition」画面

また、EPUBコンテンツを画像やPDFへ変換するソリューション「EPUB PreRenderer」も提供を開始、EPUBコンテンツのレンダリング処理を全てサーバ側で行うことにより、クライアント端末側のレンダリング処理の負荷を軽減し、汎用的なWEBブラウザをビューワとして用いる事が出来るため、マルチデバイス、マルチディスプレイで統一したレンダリング結果を閲覧することが可能となる。同ソリューションは、商用実績のある「NetFront BookReader EPUB Edition」のレンダリングエンジンをベースにしており、EPUBビューワを搭載する事が出来ないメモリの限られた端末や、あらゆる汎用WEBブラウザへの配信が可能となる。

今後は、市場拡大が見込まれるEPUBベースの教育コンテンツビジネスや、法人市場向けのドキュメントアーカイブソリューションへの展開も予定している。