国立国会図書館は、オンライン資料の収集に関する説明会を開催することを発表した。国立国会図書館法の一部改正に伴い、2013年7月1日から、民間で出版された電子書籍などオンライン資料を、国立国会図書館へ納入することが義務付けられる。同説明会はこの制度変更への理解を促すためのもので、主に出版者を対象としている。
2013年7月1日にスタートする納入義務付けの対象となるのは、DRMなしで無料公開されるオンライン資料。ISBNやISSNなどのコードが付けられたもの、またはPDFやEpub形式であるものといった条件もあり、年鑑、要覧、機関誌、調査報告書、事業報告書、学術論文、紀要、技報、ニュースレター、小説、実用書、児童書などが対象例として挙げられる。有料、もしくはDRMのある資料は、当面納入義務が免除される。
説明会は2013年1月30日と4月17日に、東京本館と関西館で開催される。第1回、2回ともに内容は同じで、定員は東京本館が300名、関西館が70名。国立国会図書館の公式サイトから申し込みができ、第1回の締切は2013年1月25日、第2回の締切は4月12日となっている。なお申し込みは先着順で、応募者が定員に達し次第、受付は終了する。