エンバカデロ・テクノロジーズは10日、「C++Builder XE3」のアップデートを提供開始した。同アップデートで、フル機能の64-bitコンパイラとVCLのアップデートが提供される。

左からエンバカデロ・テクノロジーズ日本法人代表の藤井等氏、製品担当ディレクターのジョン・トーマス氏、ローカライゼーション/ドキュメント担当マネージャの新井正広氏

既存のC++Builderユーザーは、既存のWindowsアプリケーションを、迅速に64-bit環境に移行できる。また、新しい64-bitコンパイラアーキテクチャでは、いくつかのC++11言語標準と業界のライブラリ互換が加わる。

開発の画面

また、従来の32-bit WindowsとMac OS X向けのクロス開発に加えて、64-bit Windows向けの開発が可能なった。この64-bitサポートにおいては、新たにマルチターゲットのネイティブ コンパイラ アーキテクチャが搭載され、需要の高まるマルチデバイス向けのハイパフォーマンスアプリケーション構築に対応する。

2013年のロードマップ

同社は、C++Builderの新しいマルチターゲットのネイティブ コンパイラアーキテクチャを活用し、2013年に、iOSおよびAndroidのARMモバイルデバイスのサポートを計画している。