シスコシステムズとネットアップは、中堅中小企業向けのパッケージ化された事前検証済みソリューションである「ExpressPod」を発表した。
このソリューションは、ネットワーク、ストレージ、コンピューティングの仮想化を導入する中堅中小企業向けにパッケージ化された事前検証済みのソリューションで、シスコのCisco UCS Cシリーズ ラック サーバと、NetAppのFAS2220、またはFAS2240ストレージ、Cisco Nexus 3048スイッチで構成され、低コストで導入が簡単なインフラソリューションとして、シスコとネットアップの共同販売パートナーを通じて提供される。また、オープンな管理やハイパーバイザのソリューションをサポートしている。
ExpressPod |
また併せて、検証済みデータセンタープラットフォームであるFlexPodアーキテクチャに、FlexPod検証済みソリューションとして新たに「clustered Data ONTAP(旧称:Data ONTAP 8 Cluster-Mode)」によるストレージ クラスタリング機能と、VMware環境でのOracle Real Application Cluster(RAC)サポートを追加したと発表した。
拡張されたFlexPodは、ストレージ機器をFlexPodアーキテクチャに追加するだけで、仮想化環境下のストレージ全体にわたる大規模なストレージプールを作成することが可能になり、ほぼ無限にストレージリソースを拡張することができる。
さらに、ネットアップが提供するストレージクラスタリング機能により、数百におよぶ仮想マシン(VM)でもデータ移行を実行できると同時に、稼働しているアプリケーションを止めることなく、負荷分散、システム メンテナンス、デバイスのアップグレードを実行できる。