オプトは12月4日、インターネットユーザーのアクセスログに対して意味付けを行い、URLの内容やユーザーの行動を判別する仕組みの構築に向けた研究を進めることを発表した。

この研究は大阪大学産業科学研究所の古崎晃司准教授らの研究グループと共同で実施するもので、さまざまなURLに共通の意味付けを行うことによって、だれでも容易にアクセスログのデータを分類・分析することが可能になるという。

同社によると、アクセスログはネット上での消費者の行動を表す指標としてインターネット上のさまざまなシーンで収集されているが、その分析には高度なノウハウが必要で、収集データが十分に活用されていないという。

今回の共同研究により、複雑かつ多様な情報を系統立った形に整理し、アクセスログに含まれるURLを構造化することが可能になるとのこと。同社は今後、共同開発の成果を活かして、アクセスログを活用可能な状態に変換するサービスの提供を目指すとしている。