NECマグナスコミュニケーションズは12月4日、OCR連携機能を強化した文書管理システム「FilingStars es(ファイリングスターズ イーエス)」を販売開始したと発表した。 本シリーズは、大量の紙文書を一括管理できることから、大量の契約書・申込書、図面・技術文書、官公庁自治体における公文書管理等、多数の業種や業務で利用されている。
今回新たに追加した「FilingStars es」では、従来製品に比べ、OCR連携機能を大幅に強化した。報告書・新聞等の紙文書をイメージ登録(Tiff/Jpeg形式)し、OCR抽出することにより、キーワード検索及び検索結果のハイライト表示を行うことができ、OCRは縦書き・横書きを自動で判別し、登録後にテキスト編集が可能になる。
また、紙文書からOCR抽出したテキスト・データと、もとのイメージ・データを同一レイアウトで画面表示できるため、画面上で容易に確認・編集できる。
従来の「FilingStars」シリーズの3大特長である「使い勝手の良さ」(専用ビューアによる快適な画面表示や契約書等の期限切れ管理等)、「容易なシステム連携」(複合機のマルチベンダー対応、ワークフロー連携等)「既存データ資産の活用」(既存ファイリング・システムからのデータ移行等)を継承している。
なお、契約書・申込書・各種伝票類等の定型かつ大量データの管理や承認ワークロー「FlowLites」、「Explanner FL」と連携可能な「FilingStars Enterprise」、およびIBM社製グループウェア「Lotus Notes/Domino」との連携が可能な「FilingStars for Notes」も、継続して販売する。
「FilingStars」シリーズは、NECおよびNECマグナスコミュニケーションズの販売店ルートで販売し、本製品に加え、文書管理アドバイザーサービス、既存ファイリング・システムからのデータ移行、紙文書の電子化、保守に関するサポートサービス等もあわせて提供する。
価格は、87万円から(システム構築費等を除く)で、NECマグナスコミュニケーションズでは、今後2年間で200システムの販売を見込んでいる。