ヤフーとローソンは12月4日、合弁事業会社「株式会社スマートキッチン」を設立し、食材宅配サービス「スマートキッチン」の提供を開始することを発表した。サービスの提供開始は2013年1月中旬となる予定。

少子高齢化や少人数世帯の増加で、コンビニエンスストアやネットショッピング、スーパーなどを使い分け、必要なものを揃えるという買い物のスタイルが広がっていることや、育児をしながら働く女性が増加し、宅配サービスの利用者数が伸びていることが、今回、合弁事業会社の設立につながった要因だという。

スマートキッチンはおもに働く主婦を対象とした食材宅配サービスで、ヤフーの構築・運営ノウハウや集客力と、ローソンの商品調達力やオリジナル商品の開発力を活かして展開する。取扱商品は食品や日用品で、手軽に本格的な料理が作れる食材キット「本格10分手料理」なども販売するという。

「本格10分手料理」の一例「まろやか黒酢の酢豚」798円(3人前 / 550g)

両社は2013年1月にサービスを開始したあと、2013年3月には品揃えを2万3000点まで増やし、グランドオープンを行うとしている。入会金や月会費は無料で、宅配は毎週1回となっている。