Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

来年4月にリリース予定のFirefox 20では、これまでとは違ったプライベートブラウジング機能が利用できるようになるかもしれない。Firefoxの開発者であるEhsan Akhgari氏が、ウィンドウごとにプライベートブラウジングが行える機能に修正したことを発表した。

現在の安定版Firefoxでもプライベートブラウジング機能は実装されている。ただしユーザがこの機能を利用しようとすると、これまで開いていたすべてのウィンドウやタブが消え、履歴やパスワードなどが一切保存されない単一のウィンドウに切り替わってしまう。そのため、通常モードで利用しながらプライベートモードを利用するといったことができなかった。

既存のプライベートブラウジング機能は2008年に公開されたFirefox 3.1で実装されたが、これまで上記の問題は解決されていなかった。Akhgari氏はこの問題を解決するために2008年11月にBugzillaに登録し、開発を行っていた。

この機能は12月2日(現地時間)にビルドされたナイトリーチャンネル(Firefox 20)に組み込まれており、Windows/Mac/Linuxの各プラットフォームで試すことができるようになっている。

メニューに[Private Window]というプライベートモードが追加されている

[Private Window]を選択すると、新たにプライベートブラウジング用に別ウィンドウが立ち上がる