アドビ システムズは30日、任天堂が同社のデジタルマーケティングソリューション製品群「Adobe Marketing Cloud」を導入したと発表した。
「Adobe Marketing Cloud」は、企業のマーケティング活動を最適化するための各種ソリューションや、そのための分析基盤を提供するもの。複数チャネルにおける顧客動向や、顧客セグメント、ニーズなどを正しく把握することが可能となるため、各顧客の興味に合わせた最適なコンテンツの提供や、ブランド認知の促進、オンライン販売の強化、顧客満足度の向上などに役立てることができるという。
今回の導入により任天堂は、家庭用コンソールゲーム機「Wii U」や携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」などから利用できるオンライン販売サイト「ニンテンドーeショップ」において、ユーザー動向を適切に把握することが可能になるとのこと。多様なニーズを理解することでサービスの最適化が期待されるほか、各チャネルにおけるコンテンツ展開やコミュニケーションも強化されることになるという。