ウェザーニューズは11月29日、2013年の花粉シーズンの傾向予測を発表した。今年の冬は昨シーズンより気温がやや高めとなる予想で、花粉の飛散開始は昨シーズンと同じか3~4日ほど早いタイミングになりそうだという。
発表によると、2013年シーズンは2月上旬に西~東日本の太平洋側などで花粉の飛散が始まり、2月中旬には、西~東日本を中心に飛散開始となるエリアが一気に増えると予想されている。3月上旬には東北地方北部でもスギ花粉が飛散し始めるという。
なお、同社では、10個の花粉が2日以上続けて観測された場合を飛散開始と定義している。
花粉飛散開始後は1週間~10日前後で本格的に飛散しはじめ、西~東日本では3月上旬~中旬、北日本では4月上旬~中旬にスギ花粉の飛散ピークを迎える見通し。スギ花粉のピークを過ぎた後はヒノキ花粉の飛散量が増え、西~東日本では4月上旬~中旬にピークを迎えるという。
また、2013年シーズンのスギ花粉量は昨シーズンより多くなる見込みで、全国平均では2012年の1.7倍の飛散量、北~東日本では2倍前後、西日本では1.3倍程度の飛散量になると予想されている。
なお、関東エリアの予想をみると、スギ花粉飛散時期は昨シーズンと同じかやや早めで、スギ・ヒノキ花粉量は昨シーズンの2.3倍となっている。