エムオーテックスは、モバイルデバイスの操作をログ化して管理できるクラウドサービス「LanScope An」の最新バージョンを11月29日にリリースすると発表した。最新バージョンには、遠隔操作でシステムのロックやデータ初期化が行える「リモート管理」などの新機能が搭載されている。
スマートフォンやタブレットといったモバイル端末のビジネス利用が拡大しているが、モバイル端末は携帯性・即効性に優れる反面、ビジネスで利用する場合にセキュリティや導入後の使用状況が見えづらい点が問題点として挙げられることも多い。
LanScope Anは、モバイルデバイスの資産管理、セキュリティや使用状況のログ(通話時間・通話先、アプリ起動・稼働時間、GPS機能・行動ログ)などを細かくモニターできるクラウドサービス。今回リリースされる最新バージョンでは、モバイル端末のセキュリティリスクをアラートによって知らせる「警告端末レポート」や、遠隔操作でデータのロックや消去が行えるリモート管理機能が搭載されたており、クラウドベースで提供されるため導入のハードルも低くなっている。
警告端末レポートは、操作ログ・行動ログ・資産情報から、モバイル端末のセキュリティ状態を「危険」「注意」「安全」の3段階に分類し、アラートを表示する機能で、セキュリティリスクのある端末を把握しやすくなる。また、リモート管理機能も最新バージョンの大きな特徴のひとつで、同機能により、モバイル端末利用時の安全性が高まる。端末の紛失・盗難があった場合でも、ロック・データ初期化を実行することで情報の流出を防ぐことができる。
LanScope Anの最小契約数は5ライセンスからとなっており、1端末あたりの登録料は6800円(税別)、年間使用料は1200円、オプションの地図サービス利用料は8400円となっている。地図サービスを利用すると管理端末の情報を地図上で表示・管理できるという。
LanScope Anは、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム、ネットワールド、シネックスインフォテックといった販売代理店のほか、同社のWebサイトから購入できる。
なお、同社ではLanScope Anを60日間試用できる無料評価版も公開している。