JX日鉱日石エネルギー(JXエネ)は11月28日、東北電力との間で、東北電力の八戸火力発電所向け天然ガス供給に関する「天然ガス売買契約書」を締結したと発表した。
これにより同社は、青森県八戸市で建設を進めている「八戸LNGターミナル」(2015年4月より運転開始予定)から、現在東北電力がコンバインドサイクル化工事を行っている八戸火力発電所5号機に対して、年間約20万トンの天然ガスをパイプラインを通じて2015年度から20年間にわたって供給する。
供給は、「八戸LNGターミナル」から産業用を中心に天然ガス・LNGの需要増加が見込まれる北東北地域ならびに新設する釧路LNGターミナル(2015年4月運転開始予定)を通じて道東地域へ供給する予定だとしている。
なお「八戸LNGターミナル」は、主要設備にLNGタンク(14万KL×2基)、LNG外航船受入設備、LNG内航船出荷設備、天然ガス気化設備、タンクローリー出荷設備などを備えている。