日本オラクルは11月28日、C、C++、COBOLアプリケーション向け分散トランザクション処理基盤「Oracle Tuxedo(オラクル・タキシード)」の最新版で、クラウド環境に対応した「Oracle Tuxedo 12c」の提供を開始した。
最新版は、多数のアプリケーションを集約し、クラウド環境で超高速に実行できるように設計されたエンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2(以下、Oracle Exalogic X3-2)」に最適化され、「Oracle Tuxedo 12c」のアプリケーションの実行速度を最大8倍向上し、応答時間を最大80%短縮した。
また「Oracle Tuxedo 12c」のアドオン製品で同基盤上のアプリケーションを監視・管理する「Oracle Tuxedo System and Application Monitor 12c (以下、TSAM)」が、エンタープライズ・クラウドの導入から運用までのライフサイクル全体を統合的に管理する「Oracle Enterprise Manager 12c」と統合され、ユーザーは単一コンソールからオラクルおよび他社製アプリケーションの監視・管理が可能になる。
さらに「Oracle Tuxedo 12c」は複数のアプリケーション言語をサポートし、従来のC、C++、COBOL、PHP、Python、Rubyに加え、Javaで記述した複数のアプリケーションの共存を可能にし、既存または新規に開発したアプリケーションを同一基盤上で統合することができる。
「Oracle Tuxedo 12c」の製品価格はどちらも税別で、652万1,700円/プロセッサ、19万5,700円/Named UserPlus。