東芝は11月27日、火力や水力などの発電システム事業の今後の需要増への対応やグローバル競争力強化に向け、神奈川県横浜市の京浜事業所に設計、調達、工程管理、エンジニアリングなどの機能を担うグローバルエンジニアリング・製造センターを建設すると発表した。
同センターは、海外の顧客や同社海外拠点とも24時間連携できるエンジニアリング機能を有し、海外拠点、サプライヤとの連携により、グローバルサプライチェーンを強化する。
また、免震構造の採用や非常用自家発電装置の高床設置等により、災害時でもエンジニアリング資産を守り、事業の継続性(BCP)を確保する。
同センターの所在地は神奈川県横浜市鶴見区、延床面積は約2万2388平方メートル、収容人数は約1500名、工事開始は2012年12月予定となっており、2014年1月に稼働開始予定となっている。
なお、同社は既に、BCPや原子力事業のエンジニアリング機能を有する「磯子エンジニアリングセンター新棟」を横浜市に2009年11月に稼働しており、スマートコミュニティの中核拠点となる「スマートコミュニティセンター」を川崎市に2013年10月から稼働する予定となっている。