NTTドコモ / 東北大学 / NEC / 日立東日本ソリューションズ / 富士通は11月22日、大規模災害時に音声通話やメールによるスムーズな情報伝達を可能にする技術について、実証実験のための設備構築が完了したことを発表した。
同実証実験は、総務省による「大規模災害時における移動通信ネットワーク動的制御技術の研究開発」の委託を受けて行われるもので、今年3月から共同で研究開発を進めてきた。今回、宮城県仙台市にある東北大学の研究施設に実証実験用の設備が構築され、すでに設備構築を終えている横須賀リサーチパーク内の施設とあわせてシステム結合試験が開始された。
最終的な実験結果は、来年3月末までに総務省に報告される予定になっており、来年1月には横須賀リサーチパーク内の研究施設と合同で実証実験がスタートする。今後、実験成果をもとに、災害に強い通信ネットワークの構築に向けてさらに研究を進めるとしている。