総務省は11月21日、2012年9月末時点での電気通信サービスの加入契約数を発表した。同省は電気通信事業者からの報告をもとに、加入電話およびISDN / IP電話 / 携帯電話およびPHSの利用状況を集計している。

電気通信サービスの加入契約数(発表資料より)

発表によると、9月末時点での加入電話およびISDNの加入契約数の合計は3432.8万。前年同期と比較すると8.9%減で、減少傾向が続いている。

加入電話およびISDNの加入契約数の推移(発表資料より)

一方、IP電話の利用数は前年同期比較10.3%増の2982.7万件で、引き続き増加傾向を示している。特に「050」の番号ではない、一般的な電話番号としてイメージされる「0AB~J-IP電話」の利用数の伸びが顕著で、前年同期より15.9%増加した。

IP電話利用数の推移(発表資料より)

携帯電話およびPHSの加入契約数の合計は、1億3,678.7万で、前年同期比は7.5%増。また、従来機種よりも通信性能が高い第3.9世代携帯電話の加入契約数は728.9万となっている。

携帯電話およびPHSの加入契約数の推移(発表資料より)