NTTドコモ、東京・江東区臨海部エリアでコミュニティサイクルサービス開始

NTTドコモは11月21日、自転車の貸出を行う「江東区臨海部コミュニティサイクル実証実験」を開始した。同サービスは、江東区の「豊洲グリーン・エコアイランド構想」に基づく施策のひとつで、実施期間は1年程度の予定となっている。

今回の実証実験は、江東区臨海部エリア(豊洲・東雲・有明・青海・台場)に20ヵ所のステーション(駐輪設備)を設け、自転車300台を配備する計画になっている。サービス開始当初はステーション11ヵ所、自転車150台でスタート。同社は今後、利便性の高い駅前へのステーションの設置を広範囲に実施するとしている。

コミュニティサイクルの利用者は、携帯電話からサービスの会員登録を行い、各ステーションで携帯電話のおサイフケータイ機能を使って自転車を借りるという仕組み。自転車の返却は、借りたステーション以外でも可能となっている。

料金プランは、「1回会員」「月額会員」「1日パス」の3種類。「1日パス」はSuicaやPASMOによる料金支払いにも対応している。なお、2012年12月末まで、1回会員・月額会員の利用者を対象に、基本料金と最初の60分の利用料金を無料にするキャンペーンが実施される。

また同サービスでは、スマートフォン利用者向けに、最寄りのステーションの場所や自転車の空き状況を調べられるアプリ「江東コミュニティサイクル」と、自転車で移動した距離やルート表示、移動速度や消費カロリーを表示するアプリ「cosoado Cycles plus」が用意されており、いずれも無料で利用できる。