グレープシティは、帳票開発ツール「ActiveReports for .NET」の次期バージョン「ActiveReports for .NET 7.0J(アクティブレポート)」を2013年1月7日に発売すると発表した。1開発ライセンス価格はProfessionalが29万4,000円、機能を絞ったStandardが16万8,000円。なお、Webアプリケーションを開発して配布する際には別途コアサーバーライセンスが必要。
新バージョンのではデザイン方式のハイブリッド化を行い、従来のセクション単位で帳票をデザインする方式に加え、出力結果と同じレイアウトで帳票を作成できる「ページレポート」という新方式を採用している。
どちらの方式もこれまで通りデザイナはVisual Studio上で起動し、操作性はほぼ同じで、1つのプロジェクト内で両者の併用も可能。さらに、デザイナは搭載する機能を自由にカスタマイズし単独アプリケーションとしてエンドユーザーに無償配布できる。
また、新バージョンでは、Windows 8およびVisual Studio 2012にも対応する。
7.0Jではオブジェクトのサイズと余白からの距離を表示するガイドラインや、オブジェクト移動時のオートスクロール機能、マウスドラッグでレポートをスクロールできるパンモードなどの機能を追加。また、レポート上に配置したオブジェクトの背景色や罫線の種類といった外観と集計用の数式を設定できるダイアログを提供している。
そのほか、7.0Jではビューワのサイドバーを強化し、従来のブックマークとサムネイルパネルのほかに、2つのパネルを追加。「パラメータの変更設定と再表示」パネルはエンドユーザーによるパラメータの変更と変更後の帳票生成が自動で行え、「検索結果の一覧表示」パネルは帳票内の文字列検索機能と、検索結果の表示が可能。検索結果をクリックすると該当するか所にジャンプする。検索、ブックマーク、パラメータ設定のサイドバー機能は「Professional」で提供するHTML Webビューワにも追加されている。
また、7.0JからExcel 2007以降で採用されたOpenXML形式(xlsx)に帳票をエクスポートできるようになっている。