NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は11月21日、スマートフォンで利用できる企業向け050IP電話サービス「050 plus for Biz」において、私有の携帯電話を業務に活用するBYOD(Bring Your Own Device)に適した「W-modeオプション」(以下、「050 plus W-mode」)の発売を、同日より開始すると発表した。
「050 plus W-mode」は、スマートフォンでもフィーチャーフォンでも携帯電話料金の公私分計ができるため、社員の私有携帯端末の種別を問わずBYODを導入することが可能。
スマートフォンで利用する場合は、アプリを使うことでビジネス通話に切り替わり、フィーチャーフォンで利用する場合は、通話相手先の電話番号に「003543」を付けてダイヤルすることで、これらのビジネス通話料金は、まとめて会社に請求される。
この機能は、これまでも「050 plus for Biz」で提供されていたが、個人の携帯番号が相手に通知されていた。
一方、「050 plus W-mode」は、私有携帯の電話番号ではなく、ビジネス用の050で始まるIP電話番号を発信者番号として通知することができるため、利用者のプライバシーに配慮されており、また、スマートフォンから通話を発信する場合、利用シーンや電波状況に応じて、通話料金が安い「IP電話モード」と通話品質が高い「携帯電話モード」を選択できるようになっている。
価格は、月額基本料が1IDあたり525円、工事料が1IDあたり1,050円。通話料金は、IP電話 モード発信(スマートフォン)の場合、NTT ComのIP電話サービス「Arcstar IP Voice over Universal One」、無料通話先プロバイダ、および「ひかりライン」への通話は無料、固定電話への通話は3分8.4円、携帯電話への通話は1分16.8円で、携帯電話 モード発信(スマートフォン/フィーチャーフォン)の場合、固定電話への通話は1分21円、携帯電話への通話は1分31.5円となっている。
なお同社では、11月21日以降に申し込み、2013年3月31日までに開通したIDについては、開通月とその翌月の月額基本料と工事料を無料とするキャンペーンを実施する。