埼玉県は、アイドルをテーマにした企画展「メディア/アイドルミュージアム」を開催する。会期は11月21日~2013年4月7日(毎週月曜、12月9日~1月3日は休館)、開場時間は9:30~17:00(入場は16:30まで)。入館料は大人500円、小中学生250円(常設展示の観覧も含む)。
同展では、独特な進化を遂げた日本のアイドル文化について、メディアの進化と共に振り返ることで、現代日本のメディアや映像技術、コミュニケーションの変化を読み解いていくものとなっている。
展示内容には、1950年代から今日までのアイドルの進化を映像メディアの変遷とリンクさせた「メディア/アイドル進化年表」、映像メディア環境を反映したアイドルミュージックビデオ作品群を上映する「メディア革命時代のアイドルミュージックビデオ」、ご当地アイドル(ロコドル)など近年のアイドルのあり方を映像資料とパネル展示で紹介する「メディア/アイドルはどこに向かうのか」といったものがある。
また、人気アイドル本人の指導に従って振り付けをコピーして踊ると、アイドルと競演しているかのような映像がクロマキー合成により完成する「Be the Idol!」や、初音ミクブームの中で大きな役割を果たしてきたフリーの3DCGムービー開発ツール「MikuMikuDance(MMD)」による映像制作環境を、モーションキャプチャーを使って体験できる「MikuMikuDanceシステム展示」など、観客が参加できる展示も設置される。
なお、会期中の11月24日にはアイドル研究家・編集者の中森明夫、漫画家の小林よしのり、評論家の宇野常寛、社会学者・批評家の濱野智史が登場するトークショー「AKB48白熱論争 延長戦」を開催する予定。そのほか、AKB48のミュージックビデオの監督も手がけた高橋栄樹が講師を務めるワークショップも行われるとのことなので、詳細については同展Webページを参照してほしい。