ON Semiconductorは、低電圧ドライブ・スイッチング用の1チャネル・パワーMOSFETとしてPチャネルMOSFET「MCH3383」とNチャネルMOSFET「MCH3484」を発表した。また、併せて高効率電力ドメイン・スイッチングのための高度な負荷管理ソリューション「ecoSWITCHファミリ」として「NCP4545、NCP45520/21、NCP45524/25」を、コンパクト高性能負荷スイッチ「NCP333/334/335/336/337」を、低ドロップアウト(LDO)リニア電圧レギュレータ「NCP702/703/729」をそれぞれ発表した。

MCH3383は12Vのドレイン-ソース間電圧(VDSS)、3.5Aのドレイン電流(ID)、69mΩのオン状態抵抗(RDS(ON))のMOSFET。一方のMCH3484は20VのVDSS、4.5AのID、330mΩのオン状態抵抗(RDS(ON))の電気的特性を有するMOSFETとなっている。

ecoSWITCHファミリの5製品は、制御およびドライブ機能を一体化しており、それぞれが可変スルー・レート制御によるソフトスタート機能を備え、低RDS(ON)のパワーMOSFETとチャージ・ポンプを内蔵。これにより、次世代のノートブック/タブレット・コンピュータ、ポータブル医療装置、企業コンピューティング・システム、ホット・スワップ機器、周辺ポート、テレコムおよび産業装置、各種ポータブル機器などでの要件に対応することが可能になったとする。

また、スイッチ製品群はMOSFETベースのデバイスで、1.2V~5.5Vの入力電圧レンジに対応し、それぞれ出力レールの残留電圧を除去するための出力放電パスを備えている。そして電圧レギュレータ3製品は、2.0V~5.5Vの入力電圧レンジ、低静止電流、およびサーマル・シャットダウン・メカニズムを備えており、PLL、発振器、周波数シンセサイザ、低ノイズ・アンプなど、シグナル・インテグリティを維持しなければならないノイズに敏感なアプリケーション向けに最適化されたものだという。