ON Semiconductorは、ツイスト・ペア・ネットワーク・バス上でのデータの送受信をサポートし、家庭およびビル・オートメーション用KNX規格に準拠したトランシーバ「NCN5120」を発表した。また、併せてグランド・フォールト・インタラプタ(GFI)アプリケーションに関連する信号処理動作を実行可能なGFIコントローラ3製品ならびに、高精度、高電流、低ドロップアウト(VLDO)の電圧レギュレータも発表した。
NCN5120は、20V電圧レギュレータと2つの高効率DC/DCコンバータを内蔵。1つのコンバータは3.3Vの固定出力電圧を備え、もう1つのコンバータは3.3V~21Vの可変出力電圧を提供する。
GFIコントローラ3製品は、「NCS37000/37005/37012」で、シャントおよび低ドロップアウト(LDO)電圧レギュレータを含むフレキシブル電源を内蔵し、消費電力は5mWで6.0V~18V動作をサポート。差動障害検出回路とグランド・ニュートラル検出機能を内蔵し、独自の障害処理回路により、1個の低巻線比の変流器で高い性能を達成することが可能だという。また、NCS37012は、UL指令セルフテスト規格に適合する包括的なセルフテスト回路が内蔵されているという。
そして電圧レギュレータは「NCP59300/5915x/57152/57302/NCP58302」で、1.8Vの最小入力電圧と3.0Aの出力電流、および低い接地電流特性を備えている。NCP59300、NCP5915x、およびNCP57152は3.0Aの負荷電流時のドロップアウト電圧が300mV以下で、NCP57302およびNCP58302はそれぞれ315mVと370mVとなっており、いずれも最大18Vまでの入力電圧に耐えることができ、サーマル・シャットダウンと逆出力電流保護機能を備えているという。