ジャパンネット銀行は11月15日、インターネットバンキングに関するアンケート調査の結果を発表した。同調査はジャパンネット銀行に口座を持つ20代~50代の男女5896人を対象として、10月30日~11月1日に実施されたもの。
調査結果をみると、19.4%の人がインターネットバンキングに関する被害や被害につながる危険にあった経験があると回答している。預金の不正出金は0.9%、口座情報・個人情報の流出は4.9%が「経験あり」と答え、フィッシングメールの受信は9.3%、スパイウェアへの感染は6.4%が経験している。
また近年、インターネットバンキングに関わる被害が増加傾向にあることについて、8割以上の人が「知っている」と回答している。
インターネットバンキングに関わる被害が増加傾向にあることを知っていますか(発表資料より) |
インターネットバンキング全体のセキュリティに対しては、約6割の人が「不安を感じる」もしくは「どちらかといえば不安を感じる」と回答。なお、ジャパンネット銀行でインターネット取引をする際のセキュリティについては「不安を感じる」が5.9%、「どちらかといえば感じる」が24.7%となっている。
インターネットバンキングを選択する際に重視することを尋ねた質問では、「セキュリティ」を重視する人が80.6%で最も多い。「手数料」の回答率は59.4%、「振り込みなど決済の利便性」は53.3%で、利便性よりセキュリティを重視する人が多いことがわかる。
また、モバイル端末によるインターネットバンキングの利用については、52.3%が「便利だと思う」、35.0%が「どちらかといえば便利だと思う」と回答する一方で、67.2%の人はインターネットバンキング専用アプリをインストールする際に「不安を感じる」もしくは「どちらかといえば不安を感じる」と回答している。