Texas Instruments(TI)は、同社のデザイン・ネットワークメンバーであるIriTechが、TIのDSP「TMS320C6748」を搭載した虹彩認識モジュール「IriShield」を供給すると発表した。

同モジュールは、IriTechの先端アルゴリズム群を組み込んでおり、最小限の識別間違いで最大限の識別正解率を提供できるという。具体的には、同DSPの演算能力を活用した場合、1000件の登録ユーザーの識別のための照会処理を750msで完了することが可能だという。

また、TIのPMICやデュアル電圧検出などのアナログ半導体も搭載しており、開発者は全機能内蔵の量産対応APIを使うことでホストプロセッサから組み込みの虹彩認識機能へのアクセスが可能になるという。

モジュールサイズはクレジットカードよりも小型で、数分で立ち上げ実行可能なデモンストレーションが提供されるという。なおすでに供給は開始しており、単価は5000ユニット受注時で、110ドルから(参考価格)としているほか、1ユニット受注時の価格は同180ドルとしている。