ソフォスは11月13日、Linux / UNIX向けマルウェア対策製品の最新版「Sophos Anti-Virus for Linux/UNIX version 9」を発表した。
今回発表されたSophos Anti-Virus for Linux/UNIX version 9には、新種のマルウェアの検知率を高める新機能「Sophos Live Anti-Virus」が搭載された。同機能は、マルウェアの可能性があるファイルを発見した際、同社のクラウドサービスに自動でアクセスして最新の情報をチェックし、そのファイルの危険性を判断するというもの。WindowsやMac向け製品にはすでに搭載されている機能で、今回、Linux/UNIXでも利用可能になった。
また、Linux 2.6.38以降で実装されている"fanotify"という機構にも対応。fanotifyは従来ベンダーが提供するモジュールで行われているオンアクセススキャンをOS側で行うためのもので、これを利用することでより安定したサービスが提供できる。
同製品は、サーバー環境向けの「Sophos Anti-Virus Server License」と、さまざまなプラットフォームで利用できる「Endpoint Protection - Advanced」の2種類が用意されている。Sophos Anti-Virus Server Licenseの参考価格は、5台1年間の利用で5万6700円(税別)。Endpoint Protection - Advancedは、100ユーザー/年の場合で1ユーザーあたり5200円(税別)となっている。
なお、 現在「Sophos Anti-Virus for Linux/UNIX version 7」を利用している場合は、追加料金なしでアップデートできる。