Googleはこのほど、東日本大震災で被害にあった施設を記録・保存する「震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト」を開始した。
「震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト」は、自治体とのパートナーシップにもとづき、被災施設の外観や構内の様子を撮影し、記録するもの。撮影には撮影者の周囲360度を撮影できるストリートビュー用の機材を利用する。
現在、岩手県大船渡市、釜石市、陸前高田市、福島県浪江町の施設32件の撮影が計画されており、これらの施設には2012年内に解体予定になっている施設もあるという。同社は32件の撮影期間を1ヵ月程度と見積もっており、撮影した画像は年内をめどに公開する予定。