Qt - A cross-platform application and UI framework |
11月8日(米国時間)、Qt Creatorの最新版となる「Qt Creator 2.6.0」が公開された。Qt CreatorはQtプロジェクトが提供しているクロスプラットフォームのC++統合開発環境。C++/QML/ECMAscriptに対応したコードエディタや、GDB/CDBなどをサポートしたデバッガなどIDEとして充実した機能を有しており、Git、Subversion、CVS、Bazaar、Perforce、Mercurialといった様々なバージョン管理システムに対応している。
Qt Creator 2.6.0では、これまでデバイス関連の設定に使われていた「Target」という機能を「Kit」という機能に再設計している。TargetではQt Creatorが提供しているツールチェインやデバッガ、sysrootといったビルドツールを設定できていたが、この設定機能が見直され自由に定義できるようになった。また、プラットフォームへの対応も進められており、新たにAndroidやQNXの実験的なサポートが追加されSymbianのサポートが終了している。
Qt Creator 2.6.0はLGPL 2.1のもとオープンソースで公開されており、Windows、Linux(32ビット/64ビット)、Mac OS X向けにパッケージが提供されている。