リコージャパンは、東日本大震災を体験した東北地区のリコーグループ社員から寄せられた体験メッセージ集「真の気づき・教訓」を、同社Webを通じて公開した。
「真の気づき・教訓」は、リコージャパンとリコーテクノシステムズ、三愛ロジスティクス、リコービジネスエキスパートの東北地区の社員から寄せられた207件の体験メッセージの中から、次の災害に備え、「家族を守る」という視点で役に立つ情報をまとめたもの。
「震災時は大混乱。覚えておこう5段階対応」「家族が分かるように家に貼り紙をして避難先を知らせる」「津波は何度もやってくる。警報が解除されるまでは絶対、家に戻るな」「家族会議で合流する場所を決めておく」など、東北地区の社員一人ひとりが実体験のなかで気づいたことを35個の教訓としてまとめ、社員からのメッセージとともに紹介している。
この冊子は、「東日本大震災を被災した際に、全国のグループ会社および社員からさまざまな支援があったことに対して、何らかの恩返しがしたい」という社員の声を受けて企画したもの。当初、社員および社員の家族のみの配布であったが、リコー以外の人にも渡したいという声が寄せられたため、ホームページで公開することにしたという。