アクティブコアは11月7日、アクセス解析・広告効果測定ツール「ac cruiser」の新機能として、サイト訪問者のウェブ行動履歴と会員データを統合し、未ログイン状態の会員ユーザーの分析に対応する新機能を提供すると発表した。

「ac cruiser」は、PC・携帯・スマートフォンにおけるサイト訪問者の流入・閲覧履歴と顧客・購買データを統合したアクセス解析・広告効果測定ツールで、サイト訪問者単位の行動分析によってリスティング広告や検索キーワードやメルマガなど、全流入元を対象としたアトリビューション分析、顧客軸によるセグメント分析といった効果検証を行うことができる。

提供される新機能では、会員専用ページやマイページ内での行動履歴のほか、ブランドサイトやキャンペーンページなど、サイト上であればページの種類やドメイン構成に関係なく、会員単位の行動履歴を判別することが可能。また、一度ログインした会員であれば、ログインしていない状態であっても会員単位に行動履歴を把握することができる。

同社では、新機能を利用することで顧客分析やCRMに携わるウェブマスターや広告主により高度なメリットを提供できるとしており、例えば、キャンペーンの反応はあるがコンバージョンしていない会員や、直近の3カ月間でサイトへのアクセス履歴がない休眠会員など、ac cruiserの管理画面を利用して施策対象とする会員を容易に特定・抽出することができるようになるという。

「ac cruiser」によるCookieと会員IDの紐付けイメージ