豊田通商は11月6日、インド最大手のアルミ二次合金メーカーである「センチュリー メタルリサイクリング」(CMR社)子会社の株式譲渡と増資を引き受け、新たにアルミ二次合金製造会社「シーエムアール 豊通 アルミニウム インディア」(CMR-T社)を立ち上げ、インドでアルミ二次合金製造事業に参入する。
同社では事業参入の理由について、2016年には19万トン以上になると同社が見込むインド南部の輸送機市場での二次合金需要を挙げており、今後拡大する需要を先行して取り込んで南部地区でのメジャーシェア獲得を狙う。
CMR-T社の所在地はインドのチェンナイ市で、資本金は約3億7500万円、株主構成はCMR70%、豊田通商30%。生産能力は年間4万8000トンで、主な事業内容はアルミ再生・新塊合金のインゴット製造となっている。
2012年内に製造工場の建設工事を開始する予定であり、2013年10月の生産開始を目指すとしている。