楽天は11月6日、物流サービスの機能強化と規模拡大を目的として、2014年初旬を目処に、千葉県市川市に新たな物流拠点として楽天フルフィルメントセンター(RFC)を開設すると発表した。新しいRFCは「楽天市場」をはじめとするEコマース事業において、東日本をカバーする物流の戦略的拠点になるという。

同RFCは5階建てのマルチテナント型物流施設で、GLプロパティーズと三井不動産が共同開発中の大型マルチテナント型物流施設「市川塩浜プロジェクト(仮称)」に設けられる。2012年12月着工し、2013年12月竣工予定で、同社の賃貸延べ床面積は約1万3000坪。

計画地の千葉県市川市は、首都高湾岸線「千鳥町IC」が近く、物流施設に適したロケーション。2015年度には新たに東京外郭環状道路(仮称)高谷JCTが開通する予定もある。

なお、同社は現在子会社化を計画しているフランスの大手物流事業者Alpha Direct Servicesの物流ノウハウを千葉県の新RFCに導入することも検討しているという。