Analog Devices(ADI)は、次世代スマートフォン向けLEDフラッシュ・ドライバ「ADP1660/1649」を発表した。

ADP1660は、デュアル750mA(全体で1500mA)のLEDフラッシュ・ドライバで、2.0mm×1.6mmの12ボールWLCSPパッケージで提供される。一方のADP1649はシングル1000mAのLEDフラッシュ・ドライバで、2.0mm×1.5mmの12ボールWLCSPパッケージで提供される。

プログラマブルな1.5MHzまたは3MHzの同期式インダクティブ・ブースト・コンバータを内蔵しているため、高さ1mmで低価格の1μHパワーインダクタと1608サイズ(1.6mm×0.8mm)の入出力コンデンサの使用により、回路基板サイズの縮小が可能。また、PAバースト時にフラッシュLEDの電流を迅速に下げることで、バッテリ負荷を許容レベルに保つという内蔵トランスミット・マスキング機能(Tx-masking)により、通信用パワーアンプ(PA)の電流バーストとフラッシュLEDが同時に動作することでバッテリが過負荷になるリスクを低減している。

なお2製品ともにすでに量産出荷を開始しており、1000個受注時の単価はADP1649が0.90ドル、ADP1660が0.99ドル(いずれも米国における販売価格)となっている。

次世代スマートフォン向けLEDフラッシュ・ドライバ「ADP1660」のパッケージイメージ