東北大学災害科学国際研究所は11月2日、地元住民による情報収集活動員(みちのく・いまをつたえ隊)」が撮影した東日本大震災の被災地の写真を、Webサイト「みちのく・いまをつたえ隊 フォトマップ」で公開した。
東北大学災害科学国際研究所は、東日本大震災関連の情報を収集するアーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」を2012年2月から実施している。また同プロジェクトにおいて、賛同・協力機関である科学技術振興機構およびサーベイリサーチセンターと連携して、地元住民16名以上の「情報収集活動員(みちのく・いまをつたえ隊)」を組織し、宮城県内の沿岸被災において、ヒアリング活動や写真撮影などを通じ現地情報を集めている。
今回、みちのく・いまをつたえ隊が2月~3月に撮影した写真のうち1万3760枚がGoogle Earthを通じてWebサイトに公開された。Webサイトでは地域別、時期別の写真が閲覧できるほか、東北地方太平洋沖地震による津波浸水域を見ることもできる。また、各市町担当隊員ごとの撮影写真を表示することも可能。
みちのく・いまをつたえ隊は現在も宮城県沿岸部で写真撮影や情報収集活動を続けており、今後もWebサイトで撮影写真が追加される予定になっている。