NXP Semiconductorsは、OEMやタグメーカー、エンドユーザー向けのNFCタグ展開を拡大する第2世代NFCタグIC製品「NTAG21xファミリ」を発表した。
同ファミリは従来世代比でRF性能を向上させたことに加えて、メモリサイズも最大888バイトまで拡大したほか、UID ASCIIミラー、24ビットNFCカウンタ/カウンタASCIIミラー、オリジナルシグネチャ、32ビットのパスワード保護などの機能も新たに追加しており、これにより複数のアプリケーションのサポートや高速なIDシリアル化、小型化、製品認証の簡素化などの要望に対応できるようになり、出版、小売、広告、家電、ゲーム、スマートフォンなどのアプリケーションに幅広く応用することが可能になったと同社では説明する。
アプリケーション・カテゴリ別に4つの製品で構成され、「NTAG210/NTAG213/NTAG215/NTAG216」のユーザーメモリはそれぞれ48、144、504、888バイトで、NTAG216としてはBluetoothやWi-Fiでのペアリングでの用途で必要とされる、フィールド検出ピンとスリープモードを搭載する特別版「NTAG216F」も提供される。
また、4製品ともにNFC Forum Type 2 Tagとの完全な互換性を持ち、RFの感度も同様に最適化されており、要望に応じて、カスタマとエンドユーザー向けにNXPのパートナーがタグの印刷とプログラミングを手助けすることも可能だという。