シュナイダーエレクトリックは、エネルギー消費の大幅削減を目標とする「シュナイダーエネルギーアクション」プログラムの一環として、2005年以来、毎年、同社の生産とロジスティクスの160拠点におけるエネルギー消費の詳細を公表してきた。

本プログラムは、ハードウェアとソフトウェアのソリューション、専門技術、そして手法を組み合わせたエネルギー効率化のためのプログラムで、その主な目標は「電気、ガス、石油の消費の継続的な削減」、「グループ所有のソリューションの全拠点への導入」、「新しいエネルギー効率化製品に対する社員の意識の向上、およびその発展に貢献する方法の理解」となっている。

このプログラムの開始以来、各生産拠点1人当たりのエネルギー消費を10%削減するという目標を世界中で達成し、目標を上回る成果を挙げた拠点もあった。目標を達成するため、同社では最初の監査を終えた段階で迷わず巨額の投資を決定し、2011年の末まで、年間数百万ユーロの費用をかけて、約500台の可変速ドライブ、1,900台のメーターや何百台ものセンサー、制御装置などのビル管理システムを各拠点に対して導入した。また、照明も消費電力を抑えたシステムに交換し、効率に優れたヒートエンジンを採用することが決定している。投資は3年以内に回収する予定(ROI)。

そして、新たな課題として2014年までにさらに10%の削減を目指す。この目標を達成するため、2012年から2014年までのプログラムには以下をはじめ、同社のStruxurewareソフトウェア製品群と関連サービスを利用した意欲的な取り組みが盛り込まれている。

新しい取り組みは以下のとおり。

・5,000平方メートル以上のすべての拠点をSchneider Electric のエネルギー監視プラットフォーム、Struxureware Energy Operation に接続
・Struxureware Resource Advisorの導入によるエネルギー関連の請求書へのアクセスと検証、供給契約の最適化および未規制のエネルギーの削減
・ループ内の20拠点でのISO 50001認定の取得
・グローバルなサービス契約による削減効果の維持