大和ハウス工業は、戸建住宅の購入を検討している顧客に対し、建設予定地での地震発生確率や予測震度などのリスク情報を即時に提供する地震危険度評価ツール「ココゆれ」の本格運用を11月3日より開始すると発表した。
「ココゆれ」は、任意の地点を選択入力することで、5年先から50年先まで5年単位の、震度(5弱以上から6強以上)の地震の発生確率と当該地点付近の断層情報(予測震度・距離・深さ・マグニチュード・発生確率)を解析し、約30秒で結果を表示できるツール。防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション(J-SHIS:ジェイ・シス)2010年版」で公開されている、全国の地震活動・震源モデル等のデータを用いており、最新のデータが公開され次第、本ツールも随時更新する。
今後、同社は本ツールの運用で、顧客に地震に関する情報を分かりやすく提供し、自然災害への備えの意識を高められるよう取り組む。また、戸建住宅「xevo(ジーヴォ)」で標準装備している「耐震技術」に加え、「制震技術」や「免震技術」の提案も積極的に行うことで、顧客に安全で安心な住まいを提供する。