モバイルシティ・ジャパン(以下、MCT)は、電気消費量の見える化を中心としたホーム・エネルギー・マネジメント・システム(Home Energy Management System:以下、HEMS)の試行サービスを、異なるオーナーの既築の集合住宅約1,000戸を対象に、11月より順次開始すると発表した。
今回、開始する試行サービスは、日々のエネルギー使用量などをクラウドで収集し、データ分析に基づいて、住居者に対して、受動的な省エネ・アシスタントを実施、住居者の要望に応じた設定などによる省エネ・節電を実現する。双方向性が可能なHEMSのため、スマートフォン等(iPhone, iPad, Android 端末など端末)やインターネットを利用し、次世代の省エネサービスを提供する。
2013年1月のサービス導入に向けて、既築の集合住宅にHEMSを導入することで、住居者の高齢化による安全対策や、住居者が負担する月々の費用軽減対策に有効な情報提供のあり方、住居者との双方向的なエネルギー使用に関するデータの見せ方等を分析する。
同社では、今回の試行サービスを経て、2013年3月までに約1万戸の既築集合住宅にサービスを導入すると計画している。
なお、同社は日本IBMと、既設集合住宅や戸建における住宅のエネルギー管理サービスで協業し、日本IBMは、データ管理者として、電力使用に関するデータ収集、管理等を行うシステム構築ならびに運用を行う。