ナナオは1日、グラフィックス市場向けカラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge」(カラーエッジ)に、ラインナップ中で最大サイズとなる27.0型高解像度2,560×1,440の「ColorEdge CG276」と「ColorEdge CX270」を追加し、30日に発売すると発表した。価格はオープン、同社直販サイト「EIZOダイレクト」販売価格は、CG276(ColorNavigator付属モデル)が18万9,800円、CX270(ColorNavigator Elements付属モデル)が12万4,800円。
CG276は、「ColorEdge CG275W」の後継機種で、ワークフローで厳密な色の管理と運用が求められる、プロフェッショナルフォトやプリプレス、映像制作市場向けの液晶モニター。表示安定性や画面均一性などの性能を向上させ、動画編集や映像制作向けの機能を強化している。筐体下部に「キャリブレーションセンサー」を内蔵し、単体でキャリブレーションを行って定期的な再調整も自動で実施可能。
CX270は、デザインやデジタルフォト、研究開発など、正確な色の表示が求められる市場向けの液晶モニター。画面均一性や階調表現、広色域などの表示基本性能はCG276と同様となっている。筐体上部に「コレクションセンサー」を内蔵し、外付けのキャリブレーションセンサーで調整した白色点・輝度を保持する定期的な表示補正(コレクション)を自動で行うことが可能。
CX270には、専用のキャリブレーションソフトウェア「ColorNavigator」と専用キャリブレーションセンサー「EX2」が付属する「CX270-CNX」、ColorNavigatorのみを付属する「CX270-CN」、ColorNavigatorはオプションで無償フォトカラーマッチングソフトウェア「ColorNavigator Elements」が付属する「CX270」、という3つのモデルが用意されている。
両機種ともに、パネルはIPS(ノングレア)、推奨解像度はDisplayPort、DVIで2,560×1,440、HDMIで1,920×1,080、輝度(標準値)は320cd/m2、コントラスト比(標準値)は1,000 : 1、広色域表示(標準値)はAdobe RGBカバー率97%、NTSC比102%。入力端子として、DisplayPort×1、DVI-D 24ピン×1、HDMI×1(すべてHDCP対応)を装備する。