ラリタンは10月31日、シリアル機器管理用コンソールスイッチ「Dominion SX」のラインナップを拡充、同日より、新たに12機種の発売を開始したと発表した。
「Dominion SX」は、ルータ、イーサネットスイッチ、アクセスポイント、ファイアウォール、ロードバランサといったシリアルポートを持つ機器管理に利用されているコンソールスイッチで、SSH/TelnetまたはWebブラウザから各機器のシリアルコンソールを直接操作することができる。
モデムやターミナルアダプタ等の非IPデバイスに対するIPアクセスが可能で、またスイッチやルータ等IPデバイスに対しては、SSH/Telnet等のリモートプロトコルに依存しないアウトオブバンドアクセスが確保できる。
主な特徴として、ビデオ出力のないサーバ、ターミナルアダプタ、PBS/PABXなどの通信機器に対応。アクセス統合管理機器CommandCenter Secure Gatewayとの併用により、Dominion SX配下のシリアル機器にシングルサインオンでアクセスできるほか、インテリジェントPDU Dominion PXと組み合わせることで、遠隔からシリアル機器の電源オンオフ再起動が可能となる。
新たに発売されるのは、シリアルポート数4が1種、8が3種、16が2種、32が4種、48が2種の計12機種で、シリアルポート数4の「DSXB-4-M」を除いて、各機種内蔵モデムポートと専用モデムポートがそれぞれラインナップされている。
価格はオープンだが、市場想定価格は、「DSXB-4-M」が19万1,200円から。